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農口杜氏 来店

2023年6月19日 NHKのプロフェッショナルでも取り上げられたことのある日本を代表する名杜氏 農口氏が金丸酒店に来店されました。


蔵元 見学記

見学日:平成16年1月21日(水)

 

○見学させていただいた蔵元

午前:鹿野酒造合資会社(常きげん)代表  鹿野 頼宣

午後:菊姫合資会社(菊姫)   代表  柳 達司

 

○見学者

財団法人 石川県国際交流協会

企画班 班長 森岡 伸之氏

留学生 Eric Ling(United Kingdom)

    Justin Tobias(Australia)

  

■■ 鹿野酒造合資会社 ■■

A.M8:30 訪問し鹿野代表、能登の名杜氏 農口 尚彦氏より、いろいろと貴重なレクチャーを受けました。

鹿野 頼宣 代表

出来立ての酒菌を植え込む蒸し米の出来具合の確認作業中

能登の名杜氏 農口 尚彦氏

 

洗米―浸漬―蒸米―放冷までの行程を見学し、その後、農口杜氏より、米、水、酵母など専門的な事柄についてお話していただきました。

農口杜氏も顔色も良く、お元気そうでした。

 

■■ 菊姫合資会社 ■■

P.M1:00 訪問し、柳代表より、日本酒雑学を拝聴し、菊姫マイスター榎氏同行のもと製麹―酒母―醪(もろみ)―醗酵の工程をすべて英語で詳細に説明していただきました。

小生が一番期待していました菊姫の自社精米工場と原料米、それから、米焼酎の醗酵タンク及び蒸留塔、日本酒を長期熟成させる為の冷蔵倉庫等々を見学出来た事。一見の価値あり

ずらりと並ぶ精米機と兵庫県産の山田錦の山

米焼酎の醗酵タンクとその蒸留塔

柳 達司 代表

尚、両蔵とも今日の日本酒(俗に大手といわれる酒蔵の作る日本酒?)の

あり方については少なからず苦言を呈しておられました。

日本人の主食である米を原料とする国酒がこのままでは良いはずは無いと考えますし「大手ほどまずい酒を造る」の格言は当たっているかもしれません。 

 

 最後に

菊姫(資):代表 柳 達司氏 お内儀

製造部:榎 剛志氏  営業部:中屋 義隆氏

鹿野酒造(資):代表 鹿野頼宣氏 お内儀 鹿野博通専務

能登杜氏 農口尚彦氏 営業部 田中清明氏

他,両蔵の蔵人の皆様には過大なるご配慮をいただき、厚くお礼申し上げる次第です。

かなまる酒店主人 敬白 

                    平成16年1月30日